11月に入って、いつもだと寒さを感じるという那須塩原市ですが、この日は周囲の山々がくっきりと見える快晴、暖かな日和に恵まれました。 コロナ禍で、子どもに伝えるクラシックのコンサートがほとんどなくなっていましたが、全国的に感染者が減ってきていることもあり、西小学校では予定通りの開催となりました。
コンサートは、1部が上学年だけ、2部にはなじみのある曲ということで、下学年の児童たちが加わるという形で行われました。
特筆すべきは、コンサートを児童たちの運営という形で開催する学校の方針でした。司会を6年生の男女児童が行い、ステージ作り(椅子やマイクの配置など)、演奏後の梯さんへのお礼の言葉、花束贈呈など、会の進行も児童が行ってくれました。これまでの子どもに伝えるクラシックコンサートは、先生方の企画に児童たちが参加するという形のものだったので、それが普通のことと思っていました。西小学校のように、児童たちの運営という形に持っていくには、先生方のご指導にも時間がかかることと思いますが、行事という点でも、梯さんの演奏を聴くという点でも、児童たちがいつまでも記憶してくれるものになるだろうと、ファンクラブ会員としても心に残るコンサートでした。
会報編集担当:松本節子
1部 ドビュッシー 月の光
シューベルト 即興曲 作品90-4
ショパン 英雄ポロネーズ
2部 ベートーヴェン エリーゼのために
ショパン 子犬のワルツ
モーツァルト トルコ行進曲
児童からのプレゼント 西小学校校歌合唱(二部合唱の同校自慢の校歌)
お礼の言葉 花束贈呈
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