6月2日に芦屋市Salon Classicにて「梯剛之ピアノリサイタル」が開催されました。
足をお運びいただいた方の素晴らしいブログが投稿されています。
是非とも御覧になってください。
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以下の文は、ブログ作者の了解を得て、一部抜粋させていただきました。
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昨年 神戸新聞でみて ふと足を運んだ 梯 剛之さんによる子供に伝えるクラシックのピアノコンサート。そこから ファンクラブの方と時々 メールをしたり お手紙や葉書を書いたりというご縁が続いています。
Aさんのお心配りから 梯さんのピアノリサイタルに 母と一緒に行きました。
演目:
モーツァルト : 幻想曲二短調
シューマン :トロイメライ
ドビュッシー:月の光
ショパン :タランテラ
ショパン :舟歌
ショパン :子猫のワルツ
ショパン :バラード2番
シューマン :クライスレリアーナ
アンコール:
シューベルト: 即興曲 OP90-2、 楽興の時 Op94-3
ショパン : ノクターン2曲 遺作
ドビュッシーの月の光は、
前回 何をもって光をとらえておられるのかその感性を理解したいと思ったものです。
今回、 梯さんが ベートーベンの月光は 水への月の反射、
ドビュッシーは 温もりを感じ、それはまるで 田んぼのあぜ道を歩いているような。。。と 仰いました。
光 を 自分が知っている光でしか 捉えていない私に気が付きました。
温もりと湿りっけ 草の香りのする 梯さんのドビュッシー月の光。
それは 私が思い込んでいる光とは別の光です。
まるで 生き物のように 静かに 呼吸する光でした。
また 泣いてしまいました。
ショパンは 曲名をつけるのが嫌いだったとか。
出版社がつけたらしい その曲の紹介も楽しく
ネコや山羊の鳴き声を楽しそうになさる梯さん。
舟歌は 大陸につながる広い河川を想像しました。
ヨーロッパ的な長く幅広い河川に浮かぶ舟、そこにいる恋人たちが浮かびました。
そして 楽しみにしていた クライスレリアーナ。
ショパンを前半に演奏して 後半、ショパンに献呈されたこの曲を演奏。
なんて 粋な計らい。
言葉では 表現できません。
優しさ、情熱が繰り返され 梯さんの光るようなピアノの音は 人を愛したときの純粋な気持ちのようで
またまた 号泣してしまいました。
隣に座っていた 母が 私の膝を撫でたほどです。
アンコールは 4曲も。
まずシューベルト。
梯さんは シューベルトのことを Moment Music と仰いました。
瞬間 シンプルなその瞬間が美しいシューベルトの音楽ですが
それが 哀しみになったり悦びになったり 広がっていくのです。
大げさでないシューベルトの音楽ですが 想像力を掻き立てられます。
楽興の時、 素晴らしかった!!!
まさに Moment Music♪
見えないはずの空気が 音と一体化して 空間を拡げた演奏。息を潜めて聴き入りました。
ほんと素晴らしかったです!!!!!